寺原はソフトB復帰、日高はコーチ手形蹴って阪神入り表明

[ 2012年11月24日 06:00 ]

ソフトバンクへのFA移籍を表明した寺原

 オリックスからフリーエージェント(FA)宣言した寺原隼人投手(29)と日高剛捕手(35)が23日、それぞれ来季からソフトバンク、阪神でプレーする意向を表明した。

 両選手とも同日、神戸市内で交渉したオリックスの残留要請を断り、オリックスも慰留を断念した。ソフトバンクから3年総額4億円、背番号11の好条件を提示されての7年ぶりの古巣復帰となる寺原は「決め手は条件だけではないが、僕の中では(気持ちが)固まっていた。前に進んでいきたい」。また、オリックスから将来のコーチ手形を提示されながら阪神移籍を決断した日高は「最後に悪あがきというか、新たな場所で自分にプレッシャーをかけながらやっていかないと」と話した。

 ▼ソフトバンク・石渡茂編成・育成部長(6年前のトレードは)断腸の思いで応じたというのがある。戻って力を貸してくださいという気持ち。

 ▼阪神・和田監督 打撃もいいし、いろんな経験を持っているので、若い投手を引っ張っていってほしい。

 ◆寺原 隼人(てらはら・はやと)1983年(昭58)10月9日、宮崎県生まれの29歳。日南学園で3年夏に甲子園8強。01年ドラフト1巡目でダイエー入団。06年オフに横浜、10年オフにオリックスへトレードで移籍した。1メートル79、87キロ。右投げ右打ち。

 ◆日高 剛(ひだか・たけし)1977年(昭52)8月15日、福岡県生まれの35歳。九州国際大付から95年ドラフト3位でオリックス入団。06年オフにFA宣言し残留。09、10年に選手会長を務めた。1メートル82、88キロ。右投げ左打ち。

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