マエケン 来季に手応え「先発ローテは負けてない」

[ 2012年11月22日 06:00 ]

大竹(左)と談笑する広島・前田健

プロ野球コンベンション

 2年ぶり2度目の最優秀防御率のタイトルを獲得した広島・前田健太投手(24)が21日、東京都内のホテルで開かれたプロ野球コンベンションに出席。晴れ舞台で表彰を受け、賞金100万円をゲットした。エースはこの中で、来季の投手王国構築への自信を表明。同じ表彰舞台に立ったカムバック賞の大竹、新人王の野村らとともに「自覚を持ってやりたい」と宣言した。

 3年連続となった日本野球機構の年間表彰式への参加。球団記録を57年ぶりに更新する防御率1・53をマークし、2年ぶり2度目の冠奪取に成功した前田健は「この場に来て、あらためて実感できる。来られることは幸せ」と喜びに浸った。

 沢村賞をはじめ最優秀防御率、最多勝、奪三振など投手タイトルを総なめにした10年。昨季は不振の中で2年連続奪三振王を獲った。4年連続となる来季に向けては「今年は最多勝に1つ足りなかったけど、防御率と最多勝は常に意識したい。できれば2つ獲りたい」と目標設定してみせた。

 「高いレベルで、いい争いができている」という環境が、自身をより一層奮起させる。同時に表彰舞台に立った広島の3投手。3年ぶり2桁となる自己最多11勝を挙げた大竹はカムバック賞を、セのルーキーで46年ぶりの防御率1点台をマークした野村は新人王を、それぞれ獲得した。

 「今季は投手陣、特に先発はメンバーが変わらずにできた。3人でこの舞台に立てたことは、来季につながると思う」

 手応えを感じ取るエース。中でも、野村への賛辞は尽きなかった。「新人王を獲るだろうな…と思っていた。祐輔の場合は防御率1点台なんでね、スゴいと思う」。これに残留の決まったバリントン…2年間で59試合に投げ、防御率2・79の安定感を誇る助っ人を加えた布陣は強固だ。

 「チーム内で争っていけば強くなる。ボクにはないけど、今まではどこか名前で負けている感じが、チーム(全体)にあった。でも、先発ローテは負けていない。投手王国を築いていきたい」

 投手王国構築宣言。強かった80年代の代名詞でもあるそれを構成したのは、11年連続2桁勝利の北別府、先発と抑え両面で活躍した大野、奪三振王3度の川口、さらには山根、福士、津田ら往年の名投手だ。が、絶対的エースが君臨する現世代も負けてはいない。

 「クライマックス・シリーズに行けなかったのが悔しい。行けたらもっと喜びは大きくなる」。16年ぶりのAクラス、22年ぶりのリーグ制覇へ。けん引役となる投手王国の中心には前田健がいる。

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