プロ復帰後はアマに戻れず…「阿井コーチ」へハードルも

[ 2012年11月21日 08:30 ]

日本ハム 阿井英二郎氏をヘッドコーチに招へい

 プロ野球出身者が高校で指導者となるためには退団後、高校などで教諭、臨時講師として2年以上在籍していることが条件。この条件を満たしている元プロ選手は当該学校長の申請により、当該都道府県高野連、日本高野連を経て、日本学生野球協会において学生野球指導者として適性審査を受けることができる。

 学生野球資格の回復に関しては、今年に入り、プロと学生野球団体による「学生野球資格に関する協議会」で話し合いが行われており、12日には労組・日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)、一般社団法人・日本プロ野球選手会の井端弘和理事長(中日)が現役選手として初めて出席した。

 なお、現行制度では学生野球資格を回復した元プロ選手が、プロ復帰後に再び同資格の回復を申請することはできない。阿井氏はコーチとしてプロ復帰するとアマ球界には戻れなくなる。教諭としての職務も3学期まであるため就任には慎重なようで、正式決定が遅れているのはそうした理由からだが、コーチ就任は間違いない。

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2012年11月21日のニュース