山本監督 国内組33人からWBC代表選出へ

[ 2012年11月20日 06:00 ]

新千歳空港から帰京する侍ジャパンの山本監督

 日本野球機構(NPB)は19日、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場を要請していたイチロー外野手(39)、黒田博樹投手(37)から辞退の連絡があったと発表した。これで出場要請した日本人大リーガー6人全員の不参加が決まった。

 山本浩二監督(66)は日本人大リーガーの追加招集はせず、国内組だけで本大会に臨むことを宣言。代表候補33人を来月4日に発表し、最終登録となる2月20日まで競争させる方針を示した。

 若い侍たちがライバルのキューバを連破してから一夜。NPBに入ってきたのはイチロー、黒田のWBC辞退という連絡だった。10月10日に山本監督の就任が決まり、オファーを出した日本人大リーガーは6人。6日に川崎が辞退を伝え、この日の2人でオファーした6人全滅となった。

 過去2回の大会で、日本代表の絶対的な存在だったイチローを欠く。それでも、札幌から帰京した山本監督はNPBを通じて「こういった形になることも想定してミーティングも重ねてきた。“純国産”の布陣になると思うが、国内組で、より一体感を強めて3連覇へ戦っていく気持ちが固まりました」とコメントした。後ろは向かない。本番を見据え、堂々の「純国産宣言」である。

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2012年11月20日のニュース