日本ハム 稲葉に兼任打撃コーチ就任を要請 若手から人望絶大

[ 2012年11月19日 06:00 ]

日本ハム・稲葉は侍ジャパンの梨田ヘッドコーチと話す

 日本ハムが稲葉篤紀外野手(40)に来季の兼任打撃コーチ就任を要請していることが18日、分かった。2年目を迎える栗山体制の組閣を進めているチームでは、田中打撃コーチを2軍へ配置転換。空白となったポストに人気も実力も抜群のベテランを配置する。

) 稲葉は今季2000安打を達成するなどリーグ7位の打率.290をマークして3年ぶりのリーグ優勝に貢献。その一方で中田、糸井、陽岱鋼(ヨウダイカン)ら若手にも積極的に打撃のアドバイスを送ってきた。人望は絶大で、公私にわたって相談に乗るなど兄貴分的な存在でもある。球団は、他のコーチに遠慮することなく打撃指導ができるようなポストを用意。2年契約が終了した稲葉には選手として複数年契約を用意すると同時に、兼任コーチとして入閣を要請することになった。

 この日、「侍ジャパンマッチ2012」キューバ戦のテレビゲスト解説として札幌ドームを訪れた稲葉は「今の時点で僕の口から話すことは何もありません」と話すにとどめたが、要請を受諾することは確実。選手としてさらなる進化を目指す一方で、指導者としても一歩を踏み出す。

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2012年11月19日のニュース