浩二ジャパン 初陣快勝「選手たちが持ち味を発揮してくれた」

[ 2012年11月16日 22:10 ]

キューバに快勝し、ファンの声援に応える野球日本代表の山本監督

侍ジャパンマッチ2012 日本2―0キューバ 

(11月16日 ヤフーD)
 来春開催の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3連覇を狙う「侍ジャパン」が初陣となった強豪・キューバ戦で2―0と快勝。山本浩二監督(66)の初陣を飾った。

 2回に今季本塁打のなかった炭谷(西武)が先制決勝本塁打を放てば、7回には好走塁で二塁打とした角中(ロッテ)が犠打で三進し、代打・井端(中日)の二ゴロが敵失を誘って加点。山本監督は「代表の選手たちが持ち味を発揮してくれた。角中の走塁とかが効きました」と満足そう。

 さらに、大隣(ソフトバンク)、大竹(広島)の先発候補2人が2回をともに一人の走者も出さない完璧な投球を見せるなど、強打のキューバ相手に7人で3安打、無四球の完封リレーを展開した投手陣には「ナイスピッチングですね」と手放しで賞賛。15日には、東尾投手総合コーチが「打たれた方がいいのかな」と、キューバ打線の反応を見る作戦も口にしたが、その上を行く結果に山本監督も「それも無四球でね。各投手がそれぞれ持ち味を出してくれた。ストライク先行が打ち取るための近道。それで無四球だからうれしいですね」と喜んだ。キューバは、来年3月のWBC本大会1次ラウンドで同組となるだけに手応えを感じた様子だった。

 18日には第2戦(札幌ドーム)が行われる。「違った投手が出ますし、同じようにぶつかっていきます」と指揮官の口調も力強かった。

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