栗山監督 “熱中先生”復活へ 若手選手に講義

[ 2012年11月14日 06:00 ]

若手選手に3日間の集中講義を行うことになった日本ハム・栗山監督

 日本ハム・栗山英樹監督(51)が「熱中先生」として復活する。育成システムの一環で若手選手に講義するもので、16日から3日間、千葉・鎌ケ谷の合宿所で行う。日本シリーズにも出場した中村、杉谷、西川ら高卒5年目、大卒・社会人2年目までの選手を対象にみっちり熱弁を振るう。

 「キャンプで作った資料を使おうかと思ったけど、授業っぽくないミーティングにしてほしいというのが球団の要望。技術や戦術とは違った内容になる」。選手の力を信じ、できることをやり尽くす栗山野球は、今春キャンプからシーズンを通じてチームに浸透させてきた。しかし、今回の講義内容はグラウンドを離れて「人として、社会人として野球選手を成長させる要因」というのがテーマ。「チーム全体として取り組まなければいけないこと。こういうことは若いときにやらないといけない」という。

 昨年まで白鴎大経営学部の専任教授で教壇に立っていた栗山監督。今も白鴎大に教授として籍を残し、海外研修と同じ扱いでチームの指揮を執っている。16日からの3日間はユニホームから背広に着替えて午前中は練習を視察、午後に講義を行う。「日本シリーズを戦いながら、いいチームになるためにやらないといけないことがはっきり見えた」そうで、自身の心の中に3つのテーマを記した。それを念頭に、復活の「熱中先生」はヤングファイターズを常勝チームへ導いていく。

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2012年11月14日のニュース