WBC先発候補 マエケン、杉内以外にも「牧田は非常に面白い」

[ 2012年11月12日 07:02 ]

キューバ代表の視察を終え台湾から帰国した山本監督

 先発はメード・イン・ジャパン。来年3月開催のワールドベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの山本浩二監督(66)が11日、国内組だけで先発ローテーションを編成することを明らかにした。

 山本監督は大会を乗り切る上で、先発投手を1試合2人ずつ起用する「ダブル先発制」を敷く方針を示している。

 1次ラウンドではキューバなど3カ国と対戦。そのため6人の先発投手が必要で指揮官はその他の候補として「成瀬(ロッテ)は国際大会の経験もある。あとは内海(巨人)」と名前を挙げた。吉見、杉内の状態次第では、先発の柱となる存在となる。新戦力にも期待する。「牧田(西武)は下手で非常に面白い」とし、16、18日のキューバ戦に先発する大隣(ソフトバンク)、沢村(巨人)も好投次第で枠に入る。

 今月30日に28人の出場予定メンバーをWBCI(大会運営会社)に提出する。3月の大会直前までメンバー変更は可能だが、山本監督は「候補で呼んでおいて(最終的に)外すという形は選手の負担になる。ある程度固めた形で28人を選ぶ」と話す。現時点の構想がそのまま3月の本大会に直結する可能性は高い。

 「一番大事なのは結束力。それがチーム力の一番重要な部分になる」

 純国産ローテーションでも、戦えることを証明する。それは侍ジャパンにとって、新たなモチベーションにもつながる。

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2012年11月12日のニュース