史上4位の高額入札…柳賢振はドジャーズが独占交渉権

[ 2012年11月12日 06:00 ]

 大リーグは10日(日本時間11日)、韓国・ハンファからポスティングシステム(入札制度)を利用して移籍を目指す柳賢振投手(25)の独占交渉権をドジャースが獲得したと発表した。入札額は2574万7737ドル33セント(約20億3400万円)で、11年のダルビッシュ有、06年の松坂大輔、井川慶に次ぐ史上4位の高額となった。

 同投手の代理人は、松坂と同じスコット・ボラス氏が務める。球団側に巨額契約を要求することで有名だが、ド軍は今年5月に元NBAのマジック・ジョンソン氏を中心とした投資家グループが新オーナーとなってから資金は潤沢。柳賢振との契約でアジア市場拡大の足がかりをつくり、花巻東の大谷、ヤンキースからFAの黒田の再獲得へと弾みをつける。

 ◆柳賢振(リュ・ヒョンジン)1987年3月25日、韓国・仁川生まれの25歳。東山高からハンファ入り。1年目の06年に18勝、防御率2・23、204奪三振で最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振に輝き、MVPと新人王も獲得。08年北京五輪では金メダルに貢献。09年WBCでも代表入り。通算成績は190試合98勝52敗、防御率2・80。1メートル87、98キロ。左投げ右打ち。

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