長野 アジアS初戦から守る!大西コーチ「長野は不死身や」

[ 2012年11月9日 06:00 ]

守備練習する長野

アジアシリーズ・1次リーグB組 巨人―パース

(11月9日 釜山)
 日本、韓国、中国、台湾、オーストラリアの代表6チームで争うアジアシリーズが8日、韓国・釜山で開幕した。日本シリーズで右膝を打撲した巨人の長野久義外野手(27)は、9日の初戦・パース戦でDHでの出場が有力視されていたが、初戦から右翼で先発することが濃厚となった。守備練習を再開させるなど患部が回復。この日発表されたゴールデングラブ賞に2年連続で選ばれた守備を、アジアの舞台でも輝かせる。
【アジアシリーズ日程】

 打撃練習を終えた長野はオレンジ色のグラブをはめると右翼の守備位置へ向かった。9日の初戦・パース戦に備えた前日練習。足元はスパイクではなく、負担の軽いアップシューズだったが、軽快な動きで外野ノックを次々とさばいた。

 「なぜ僕がノックを受けたのかを考えてみてください」。初戦から外野を守ることができる。その手応えを感じ取ったからこそ不敵に笑った。日本シリーズ第5戦で死球を受けて、右膝を打撲した。痛み止めを服用して日本一を決めた第6戦は1番・右翼で強行先発。だが、患部の状態を考慮し、首脳陣はアジアシリーズの予選2試合ではDHで起用する方針を固めていた。長野は前日の練習でも別メニューで守備練習も行わなかった。それが初戦を翌日に控え、驚異的な回復力。大西外野守備走塁コーチは「長野は不死身や。大丈夫や」と太鼓判を押した。

 守備には人一倍強いこだわりを持つ。2年連続2度目のゴールデングラブ賞受賞がこの日発表され「チームが優勝したことの次にうれしいです」と最多安打のタイトルよりも喜んだ。巨人からは長野だけの選出。日本一チームから1人しか選ばれなかったのは04年西武、10年ロッテ以来3度目だった。それでも両リーグで中日・大島に次ぐ2番目の209票を集め、初の選手ゼロを阻止。「大西さんからは3年続けて獲ってから、と言われている。来年も獲りたいし、失策が2個あったのでもっと練習して守備率10割を目指したい」とさらなる向上を誓った。

 練習を見守った原監督も「長野は大丈夫。守備も?そう」と頼もしげにうなずいた。右翼での出場が濃厚。打って、走って、そして守って。頼れる斬り込み隊長が金色に輝く守備で、アジアの頂点をつかみにかかる。

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