宮沢主将3安打6打点!JX―ENEOS2冠へ逆転発進

[ 2012年11月9日 06:00 ]

<JX―ENEOS・三菱重工広島>初回2死満塁、中前に2点適時打を放つ宮沢

スポニチ後援社会人野球日本選手権第6日・1回戦 JX―ENEOS10―5三菱重工広島

(11月8日 京セラD)
 1回戦1試合と2回戦2試合が行われた。今夏の都市対抗で優勝したJX―ENEOSは、主将の宮沢健太郎内野手(32)が、3安打6打点と大暴れし、三菱重工広島に10―5で逆転勝ち。88年の東芝以来、史上2チーム目の都市対抗、日本選手権の連覇に向けて好発進した。また、七十七銀行、パナソニックがそれぞれ8強進出を決めた。
【8日の試合結果 組み合わせ】

 10年目のベテラン・宮沢主将が初戦の重圧からチームを救った。1―0の初回に中前へ2点適時打を放つと、4―5とリードを許した7回には1死一、三塁から右越えの逆転2点適時三塁打。8回にも2点適時三塁打で計6打点と打ちまくった。先発の新人・三上が4回4失点と乱れる中、劣勢をはね返した主将は「都市対抗で優勝した誇りがあった。こんなところで負けられないと気持ちで打ちました」と王者の意地をにじませた。

 明大4年の02年春に東京六大学野球で首位打者を獲得。JX―ENEOSでも大久保秀昭監督が就任した06年から主将を任され、08年都市対抗、10年日本選手権でも首位打者に輝いた宮沢に、指揮官も「経験者が“さすがだな”という働きをしてくれた」と感謝した。宮沢も「どんな状況でも勝てるチームを目指してやってきた」と名門のプライドを背負い、今夏に続く日本一を狙う。

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2012年11月9日のニュース