Dバックス 中島“三塁手”を狙った合理的な理由

[ 2012年11月8日 07:16 ]

ダイヤモンドバックスが正三塁手として獲得を目指す西武・中島

 ダイヤモンドバックスが、今オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す西武・中島裕之内野手(30)に対し、正三塁手として獲得を目指していることが6日(日本時間7日)、分かった。

 メジャーの三塁手は、一般的に長打力が求められる。

 だが、ダ軍は逆に長距離砲が少ない二塁手に今季26本塁打のヒルがおり、三塁手にはアベレージヒッターを必要としている。今季途中にアストロズから加入した三塁手ジョンソンは打率・281、15本塁打をマークした半面、136試合で132三振と粗さが目立つ。

 中島は同じ136試合で76三振と半分程度で打率・311。同GMは「アジアの選手の優れた部分は、しっかりバットにボールをコンタクトすること。そして三振が少ない」と評する。

 中島は08年に4試合守って以来、三塁手としてプレーしていないが、メジャー移籍に際し、最も重視するのが出場機会。遊撃手への強いこだわりはないとみられる。

 今オフのFA市場にいるユーキリス(ホワイトソックス)、マギー(ヤンキース)、ローレン(レッズ)らの三塁手は、獲得するにはいずれも高年俸、高齢などがネックとなってくる。「サード中島」は、ダ軍にとって合理的な補強といえる。

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