阪神榎田弟が全国1勝!日本新薬2大会連続の初戦突破

[ 2012年11月8日 06:00 ]

<日本新薬・JFE東日本>5回を2失点と好投したた日本新薬・榎田

スポニチ後援社会人野球日本選手権第5日 日本新薬6-3JFE東日本

(11月7日 京セラD)
 1回戦3試合が行われた。日本新薬はJFE東日本を6―3で破り、2大会連続の初戦突破。阪神・榎田大樹投手(26)の弟・宏樹投手(24)が先発し、5回2失点と好投して全国大会初勝利を挙げた。また、過去3度の優勝を誇るトヨタ自動車、ニチダイも2回戦に進出した。

 入社2年目の榎田が待望の全国初勝利を手にした。立ち上がりは制球を乱し、2回までに2失点。それでも今夏の都市対抗近畿予選中に習得したフォークを武器に立ち直り、5回を4安打2失点に抑えた。先発の役目をきっちり果たし「最初は凄く緊張しました。先発として、チームが勝っている場面で引き継げたのでうれしいです」と安どの表情を浮かべた。

 兄の大樹は東京ガス時代の1年目、09年の都市対抗で新人賞にあたる若獅子賞を獲得。翌10年のドラフトで阪神に1位指名され、1年目から不動の中継ぎとして活躍している。「マウンドさばきと打者との駆け引きをテレビで見ている」。同じ左腕として尊敬する兄の背中を追いかける。だが、現在の実力も分かっているからこそ、こう言った。「自分は兄が1年でできることを2年かけてできればいい。少しずつ成長できれば」。目標のプロ入りへ、日本選手権の舞台で輝きを放った。

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2012年11月8日のニュース