東浜 目標は沖縄凱旋試合「子どもに夢を与えたい」

[ 2012年11月4日 11:42 ]

 ソフトバンクにドラフト1位指名された亜大・東浜がプロ入り後の目標に地元・沖縄での凱旋試合を掲げた。故郷でのあいさつ回りなどを終えて帰京。地元の人々の温かさに触れて「(プロで)活躍し沖縄で試合をやれればいいと思う。自分が投げる姿を見せることで、沖縄の子供たちに夢を与えたい」と熱く語った。

 3月の復興支援試合。沖縄セルラーで同じ甲子園優勝投手の中大・島袋と投げ合った。「凄く投げやすかったし、沖縄の温かみを感じた」。学生の試合に7988人の観衆が集結し、海風に乗った指笛のリズムが、望郷の念を強くさせた。

 「九州の球団」を公言するソフトバンクだが、ダイエー時代からオープン戦も含めて沖縄で試合を開催していない。ただ、10年に改修された沖縄セルラーは3万人を収容し、DeNA(11年までは横浜)が3年連続で公式戦を開催するなど、条件は整備されつつある。

 もちろん、夢の実現は東浜自身の活躍が欠かせない。「1年目から2桁勝利」を掲げる右腕は実績を残し、約900キロある福岡と沖縄との「距離」を縮めるつもりだ。

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2012年11月4日のニュース