イチロー 全球団との交渉解禁に…「日本に帰る準備していない」

[ 2012年11月3日 07:15 ]

ヤンキースからFAとなったイチローは全球団との交渉が可能に

 ヤ軍からFAとなったイチローにはクオリファイング・オファーが出ず、ほかのFA選手同様に3日(日本時間同日午後)から全球団との交渉が解禁となった。

 また、ニューヨーク・ポスト紙(電子版)は2日付で、イチローの代理人トニー・アタナシオ氏が「来季も間違いなくメジャーに戻ってくる。日本に帰る準備はしていない」と語ったと報じた。

 イチローが日本復帰を希望した場合、古巣オリックスなどが獲得に乗り出す意向を示していたが、来季もメジャーでのプレーとなりそうだ。

 また、レッドソックス・松坂、レンジャーズ・上原、ダイヤモンドバックス・斎藤らのFA日本選手にも、クオリファイング・オファーの提示はなかった。

 ▽クオリファイング・オファー(Qualifying offer) 今季スタートしたFA移籍に関する球団への補償制度。毎年の年俸上位125選手の平均額を設定(今季は1330万ドル)し、球団は同オファーを提示することで、その選手が他球団へ移籍した場合、見返りとしてドラフト指名権を得る。昨年までは、過去2年間の成績を基にデータ専門会社が算出した「A、B、なし」の格付けに応じて、ドラフト指名権が譲渡されていた。同オファーを受諾した場合は年俸1330万ドルの1年契約が決定する。拒否した場合でも、その球団との契約交渉は可能だ。

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2012年11月3日のニュース