チャラ尾＆阿部が“先生”に！西武の地域事業担当就任

　今年１０月に現役を引退した西武の平尾博嗣氏（３６）と阿部真宏氏（３４）が、ライオンズアカデミーコーチをはじめとした球団の地域事業担当に就任することが２日、分かった。

　明るいキャラクターのスーパーサブとして名を残した平尾氏と、横浜―法大と名門校で培った堅実なプレーが光った阿部氏が今後は「野球と埼玉の伝道師」として活動する。小学生を対象に野球の技術指導を行うアカデミー業務をはじめ、幼稚園や保育園などへの訪問や、地元商店街や地域団体と連携して行うイベントの運営などの地域貢献活動に携わる予定だ。

　埼玉生まれの平尾氏は、大宮東時代に９３年センバツで準優勝。阪神から移籍後は西武に１２年間在籍し「ぜひ地元やファンの方々に恩返しがしたい」と意気込んでいる。阿部氏もオリックスから移籍して西武での在籍は３年間だったが「協力したい」と活動に積極的に関わっていく姿勢を見せた。

　バットを置いたばかりの選手による「草の根」活動。地域に根差した活動でファン拡大や地域貢献を図っていく。