「選手の躍動を願って」栗山監督 験担ぎの午後0時36分出発

[ 2012年11月1日 10:50 ]

日本シリーズ第4戦 日本ハム1―0巨人

(10月31日 札幌D)
 飯山のサヨナラ打で延長にもつれこんだ激闘を制し、2勝2敗のタイに戻した日本ハム。投げては3年目の中村が7回を5安打無失点に抑える好投で、勝利を呼び込んだ。

 この日、指揮官が北海道・栗山町の自宅を出たのは午後0時36分だった。前日は午後0時7分。この出発時間には意味がある。

 「選手が躍動してくれることを願ってね」。36分はこの日の第4戦先発の中村の背番号36で、前日の7分は糸井の背番号7。星に願いを、ではなく、出発時間に願い込めた験担ぎなのだ。

 ただ、予告先発は採用されていない日本シリーズだけに、球場入りした際は「あッ、これは勝(中村)が先発するってわけじゃないからね」。そうは言っても、やれることはやり尽くすのが栗山監督の野球。出発前は力うどんを食べた。「力をつけて、選手が躍動するように」。験担ぎでもやり尽くしている。

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2012年11月1日のニュース