宮国 日本S初登板7回0封「普段通りの投球ができた」

[ 2012年11月1日 06:00 ]

<日・巨>巨人・宮国は7回を3安打無失点

日本シリーズ第4戦 巨人0―1日本ハム

(10月31日 札幌D)
 20歳の若武者が大舞台で存在感を示した。巨人先発の宮国が7回を3安打無失点。日本シリーズ初登板とは思えない快投だった。

 「自分が日本シリーズのマウンドに立っていることが信じられなかった。緊張せず、普段通りの投球ができた」

 白星こそつかなかったが、多彩な変化球で日本ハム打線を翻ろう。4回2死満塁のピンチでは、当たっている小谷野を一邪飛に仕留めてガッツポーズを見せた。

 一塁側スタンドで母校・糸満の上原忠監督らが見守る中で躍動した。19日の中日とのCSファイナルS第3戦(東京ドーム)では5回を4安打4四球3失点と不本意な投球だった。短期間で見事に修正した右腕は「ストライク先行とテンポを心掛けた。普段通りの投球ができた」と話した。

 ≪55年ぶり3組目≫20歳10カ月の中村(日)と20歳6カ月の宮国(巨)が先発で投げ合った。日本シリーズで21歳未満同士の先発対戦は55年第6戦の中村(南海)と安原(巨)、57年第1、3戦の稲尾(西鉄)と義原(巨)以来55年ぶり3組目(4度目)。ともにシリーズ初登板は今回が初めて。年少者は4度とも巨人の投手だが、宮国が初勝利とはならなかった。

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2012年11月1日のニュース