大阪市信用金庫「ダービー」制して4強

[ 2012年10月30日 06:00 ]

完封の柴田投手(左)とガッチリ握手する大阪市信用金庫・長岡監督

スポニチ主催天皇賜杯第67回全日本軟式野球大会第3日

(10月29日 沖縄セルラースタジアム那覇ほか)
 2会場で準々決勝4試合が行われ、大阪市信用金庫がドウシシャとの大阪対決を1―0で制してベスト4進出。日立オートモティブシステムズ厚木事業所(神奈川)も太田市役所(群馬)に4―2で競り勝ち、4強入りを決めた。そのほか前年度優勝のパナソニック鳥取野球部、キャプティ(東京)が勝ち上がった。30日は準決勝2試合が行われる。

 大阪市信用金庫が息詰まる投手戦となった「大阪ダービー」をモノにした。6回1死一、三塁から6番・北川の二ゴロの間に津田が生還し均衡を破ると「体調が良く直球も走っていた」という右腕・柴田が、140キロ台の速球を武器に相手打線を散発4安打に抑える完封劇を見せた。準決勝の相手は昨年の決勝で敗れたパナソニック鳥取だが、長岡徹也監督は「真っ向勝負で勝ちにいく」と気合十分だった。

 ≪日立オートモティブシステムズ厚木事業所 12度目で初≫12度目の出場で初の4強進出だ。太田市役所との準々決勝では同点の6回1死一塁から、5番・小宮が右中間を破る適時二塁打で勝ち越すと、8番・小猿にも適時打が出て貴重な2点を追加。6回から登板したエース・阪口が反撃を1点に抑えた。山口勉監督は「守備でリズムをつくって攻撃につなげる持ち味が出せた」と満足げ。30日の準決勝については「粘りを見せて勝てれば」と決勝進出を視野に入れていた。

 ▽準々決勝
京葉銀行(千葉)
 100 010 000 000─2
 001 000 001 002─4
パナソニック鳥取野球部(鳥取)
 (京)三村、佐瀬―兵藤
 (パ)大林、福本―北村
 [本]北村(パ)

ドウシシャ(大阪)
 000 000 000─0
 000 001 00X─1
大阪市信用金庫(大阪)
 (ド)玉置―和田
 (大)柴田―豊岡

太田市役所(群馬)
 100 000 010─2
 100 002 01X─4
日立オートモティブシステムズ厚木事業所(神奈川)
 (太)清水―関大
 (日)小馬、阪口―森田、遠藤

ニデック(愛知東)
 000 000 000─0
 003 001 00X─4
キャプティ(東京)
 (ニ)中西、高田―熊谷
 (キ)大城―清水

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