阿部先制打、ボウカー3ラン!巨人が第1戦を快勝

[ 2012年10月27日 21:26 ]

4回、右越えに3ランを放ったボウカー(右)を迎える原監督

 セ・パ両リーグの優勝チームの激突となった日本シリーズ「巨人―日本ハム」第1戦は27日、東京ドームで行われ、セ・リーグの覇者・巨人が8―1で快勝した。巨人は4回に阿部のタイムリー、ボウカーの右越え3ランで4点を先取すると、5回に2点、7回にも2点を加え、先発の内海が7回を2安打無失点と好投した。

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージを大逆転で勝ち抜いた巨人と、無傷で乗り切った日本ハムの注目の戦い。巨人は3年ぶり22度目、日本ハムは6年ぶり3度目の日本一を目指す。

 両チームのシリーズ対戦は1981年、2009年に続いて3度目。いずれも4勝2敗で巨人が日本一に輝いている。

 初回、内海は1死から杉谷に死球を与えたものの、阿部が二盗を阻止。3番・糸井を空振り三振に仕留め、日本ハムの攻撃を3人で終わらせた。その裏、吉川は先頭の長野に中前打を打たれ、1死後、その長野に二盗を許したが、坂本を左飛、阿部を一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。

 2回、内海は3者凡退。その裏、吉川は1死から村田、矢野に連打を許し、一、三塁のピンチを招いたものの、ボウカーを遊ゴロ併殺に仕留めて無失点。

 内海は3回も3者凡退に抑え、その裏、吉川も巨人の攻撃を3人でピシャリ。

 4回、内海は1死から杉谷に初安打となる中前打を許したが、糸井を二ゴロ、中田を遊ゴロに仕留め、無失点。その裏、吉川は先頭の坂本に左翼線二塁打を浴び、続く阿部に中前適時打。高橋由、村田は連続三振に仕留めたが、矢野の右前打、続くボウカーに右越え3ランを浴び、この回計4失点。

 5回、内海は稲葉に死球、小谷野に左前打を許し、無死一、二塁のピンチを招いたが、金子誠を三振、鶴岡を中飛、代打・鵜久森を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。

 日本ハムの先発・吉川は4回で降板し、5回から2番手でモルケンがマウンドへ。長野を遊ゴロに打ち取ったものの、寺内に左翼線二塁打を浴び、続く坂本に四球を与えると、阿部、高橋由に連続適時打を浴びて降板。3番手の森内は村田に四球を与え、満塁としたものの、矢野、ボウカーを打ち取り、巨人の攻撃を断った。

 内海は6回も3者凡退に抑え、その裏、森内も巨人の攻撃を3人で抑えた。

 内海は7回も3者凡退に抑え、7回まで2安打無失点の快投。その裏、日本ハムは4番手で宮西が登板。坂本の右中間二塁打などで2死満塁のピンチを招き、ボウカーに右翼フェンス直撃の二塁打を浴びた。

 巨人は8回から福田がマウンドへ。日本ハムの攻撃を簡単に3人で退けた。その裏、日本ハムは矢貫が登板。先頭の長野に遊撃内野安打を許したものの、藤村、坂本を連続三振。阿部に四球を与えた後、松本を一飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。

 巨人は9回、3番手でゴンザレスがマウンドへ。先頭の陽岱鋼に右越えソロ本塁打を浴び、1点を失った。日本ハムの反撃はそこまでだった。

続きを表示

この記事のフォト

2012年10月27日のニュース