【中日２位】浜田達郎　キレで勝負のタフネス左腕

愛工大名電・浜田達郎投手

浜田達郎（はまだ・たつろう）投手　１８歳　愛工大名電　左投左打

　今春のセンバツの頃までは大阪桐蔭・藤浪晋太郎、花巻東・大谷翔平と並び「高校生ＢＩＧ３」と称せられたが、夏はやや調子を落とし、甲子園では１回戦負け。１８Ｕ世界選手権でも１試合に登板し、ストレートの四球を出して降板という不本意な結果に終わった。

　それでもストライクをきっちり取れる変化球と、神宮大会で準優勝した１１年秋の公式戦をほぼ１人で投げぬいたスタミナは健在。球速こそ最速１４７キロに“とどまり”、１５０キロ超の大谷、藤浪より劣るが、同校ＯＢの工藤公康氏は「杉内投手（巨人）のように切れで勝負するタイプ」と評価している。