松坂 FA決定的…レ軍GM交渉後回し明言、大減俸必至 

[ 2012年10月25日 06:00 ]

FAとなることが決定的なレッドソックス・松坂

 今季限りで6年契約が満了するレッドソックスの松坂大輔投手(32)が、FAとなり他球団との交渉に臨むことが23日(日本時間24日)、決定的となった。ジョン・ファレル新監督の就任会見に出席したベン・チェリントンGMが「ダイスケはFAになる。まだ今後について(代理人の)スコット・ボラス氏とは話し合っていない。他球団と話す機会を持つことになるだろう」と明言した。

 FA有資格者と、所属球団との独占交渉期間はワールドシリーズ終了翌日から5営業日まで。同GMが示したのは、期間内に交渉しない球団の方針だ。右肘の腱移植(トミー・ジョン)手術から復帰した松坂は今季1勝7敗、防御率8・28。地区最下位からの立て直しが急務にあって、交渉の優先順位は後回しにならざるを得ない。

 最近4年間は2桁勝利に届いておらず、移籍市場でも松坂の交渉が長期化する可能性は高い。今季年俸は1033万ドル(約8億2600万円)と高額だけに、レ軍を含め、来季オファーが届く際の大減俸は必至だ。

 レギュラーシーズン最終戦の10月3日。試合後に松坂は「残れるなら残りたいが、その可能性は限りなくゼロに近いと思う」と退団の覚悟を口にした。トミー・ジョン手術を受けた選手は、復帰2年目に好結果を残すケースが圧倒的に多い。メジャー50勝右腕はあくまで米国を最優先に、オファーを待つ。

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2012年10月25日のニュース