兵庫、逆転勝利で優勝に望み 第2試合引き分けなら…

[ 2012年10月24日 21:08 ]

今季9勝目をマークした兵庫・大田(左)

 日本女子プロ野球リーグは24日、わかさスタジアム京都で行われ、第1試合では兵庫スイングスマイリーズが3―1で京都アストドリームスを下した。9勝9敗となった兵庫は、第2試合の京都―大阪が引き分けた場合のみ、優勝となる。

 兵庫が逆転勝利で優勝に望みをつないだ。優勝争いの緊張感で両チームともに中盤まで硬さの目立った兵庫の最終戦。均衡が破れたのは6回、京都は先頭の川畑が左越え二塁打で出塁すると、犠打で三塁へ。2番早田の打席で捕手の川保がパスボールをする間に、川畑が先制ホームを踏んだ。

 一方、リードされた兵庫は直後の攻撃で先頭の3番田中幸が遊撃内野安打、4番中村茜も右前打で出塁。犠打と四球で1死満塁となったところで、7番坪内が同点にする中前適時打を放った。なおも9番奥田の左前適時打で逆転、1番厚ヶ瀬のこの日3安打目となる右前適時打で貴重な追加点を奪った。

 投げては、先発大田が7回を1失点の好投で新人ながら自身9勝目を挙げた。

 ▼兵庫・大田秀奈美投手 気持ちで押すしかないと思って精一杯投げました。もう行けるところまで行こうと思ったので全力で飛ばしていきました。自身9勝目といっても、チームの勝ちだけを考えて投げて来たので良かったです。

 ▼兵庫・厚ヶ瀬美姫内野手 6回に1点取られたんですけど、それは守備陣のちょっとしたミスだったので、その裏にみんなの執念で点が取れたので良かったと思います。同点でも負けでも優勝にはダメで、勝つしかなかったので、気合が入りましたね。

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2012年10月24日のニュース