鶴岡　喜びの声「ダルと獲れなくて吉川と獲れるとは…」

バッテリー賞を受賞し、笑顔の日本ハムの吉川（左）と鶴岡

２０１２年度プロ野球最優秀バッテリー賞

　女房役の日本ハム・鶴岡は「まさかダルと獲れなくて吉川と獲れるとは思いませんでした」と周囲を笑わせた。昨年まで３年間白星なしながら、今季躍進した左腕について「投げるごとに引き出しが増えた。春先の投球とは全然違う」。しっかり腕を振り打者に攻めの投球を行ってきた吉川の成長を認めた。

　セ・リーグは日本シリーズで初戦に直接対決することになる内海、阿部が同賞に選ばれた。吉川は「僕らと比べて存在感が全然違う。僕たちは地味に泥臭くいきます」と苦笑いを浮かべたが、ＣＳファイナルＳの巨人の戦いはテレビできっちりとチェックもしている。「（吉川と）２人で成長した姿を見せることが、このバッテリー賞を獲った意味になる」と７歳下の左腕をしっかりと引っ張る覚悟だ。