巨人 石井 サヨナラ打を“予言” 18年前の夏の再現打

[ 2012年10月22日 07:14 ]

<巨・中>9回、代打石井(左から2人目)がサヨナラ打を放つ

セ・リーグ クライマックスシリーズ 巨人3-2中日

(10月21日 東京D)
 巨人の石井は予言していた。試合前練習中のこと。場内BGMに体をほてらせた。「これ、俺が高校時代の熱闘甲子園のオープニング曲だ」。

 流れたのはTUBEの「傷だらけのhero」。94年夏の甲子園に浦和学院の1年でベンチ入りした石井は、宿舎のテレビの前でこの曲を聴き続けた。

 初戦の姫路工戦は、2点を追う9回1死から代打・石井の中越え二塁打をきっかけに3点を奪い大逆転勝利を収めた。「う~ん、思い出すね。きょうも代打で決めたろう!」。

 16歳だった当時から代打での勝負強さは健在。「今の俺は“よだれだらけのhero”だけどね」と石井は照れ笑いした。

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2012年10月22日のニュース