法大 7季ぶりリーグV 単独1位となる44度目

[ 2012年10月22日 06:00 ]

<法大・明大>胴上げされる法大・三嶋

東京六大学野球秋季リーグ戦第7週第2日 法大6-1明大

(10月21日 神宮)
 2回戦2試合が行われ、法大が明大を6―1で下し、09年春以来7季ぶりリーグ単独1位となる44度目の優勝を決めた。20日の1回戦で143球を投げて完投した今秋ドラフト上位候補の三嶋一輝投手(4年)が、志願の連投で3安打1失点の完投勝利。法大は9勝2敗の勝ち点4で、最終週で早大または慶大に勝ち点で並ばれても勝率で上回る。法大は11月10日に開幕する明治神宮大会に出場する。
【試合結果 勝敗表】

 背番号18がナインに3度胴上げされた。前日に143球を投げて完投した三嶋が志願の連投で、最後はこん身の力を込めた147キロの直球で見逃し三振に仕留めて締めくくった。

 「自分たち4年生が中心となって優勝ができた。1年春に優勝したときより意味のある優勝だと思う」

 自力で優勝する条件は明大戦での連勝のみ。「初回、マウンドに上がった時、(肩に)少し張りは感じたが、同時にいけるとも感じた」。先制を許したが、「逆転してくれると信じていた。気持ちで勝負した」と、117球を投げ切り、3安打1失点で2日続けて完投した。今秋リーグ戦に向けて1日200球の投げ込みを5日連続で敢行した成果が出た。

 25日のドラフト会議では広島が外れ1位候補にリストアップしていることが判明。試合を視察した苑田聡彦スカウト部長は「春より制球がまとまってきた」と評価した。ここに来て三嶋株は急上昇。最速155キロ右腕が、満を持してプロの世界に飛び込む。

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2012年10月22日のニュース