11安打も11残塁 高木監督「昨日までうまくいき過ぎた」

[ 2012年10月20日 22:16 ]

7回中日無死一、二塁の好機に二ゴロ併殺に倒れ、顔をしかめる和田

CSファイナルステージ第4戦 中日1-3巨人

(10月20日 東京D)
 4連勝でのファイナルステージ突破はならなかった。中日は打線が巨人の6を上回る11安打を放ったものの、11残塁で1得点。高木監督は「打ったら勝てると思って、力みが入ったからつながらなかった」とさばさばと話した。

 象徴的なのが七回の攻撃だった。巨人2番手の山口に対し、無死一塁で荒木がヒットエンドランを決め、一、三塁から井端の適時打で1点差とした。ところが続く和田は2ボールからの3球目を打って二ゴロ併殺打。カウントを取りに来るシュートを狙い打ったが「イメージより少し違った」という。反撃ムードは一気にしぼんでしまった。

 日本シリーズへ、残り2試合であと1勝とまだ優位な立場にある。敗れたものの僅差の試合に、指揮官は「うちの試合はできた。昨日までがうまくいき過ぎた」と悲観しなかった。短期決戦の難しさを知る和田は「余裕はない。そんなに簡単に1勝できるわけではない」と気を引き締め直した。

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