村田＆由伸空砲も…一発攻勢は反撃の前兆？「やるしか」

＜巨・中＞２―４の６回１死一塁、巨人・高橋由は一時は同点となる右中間への２ランを放つ

セ・リーグＣＳファイナルＳ第３戦 巨人４―５中日

（10月19日 東京Ｄ）
　数少ない明るい材料は、巨人打線が復調の兆しを見せたことだ。４回に村田がＣＳ３試合目にしてチーム初本塁打となる右越えソロ。６回には高橋由が一時同点とする右中間２ランと、持ち前の一発攻勢で反撃した。

　「やるしかないでしょ。下は向けないですね、１個負けたら終わりですから」。オープン戦、レギュラーシーズンに続いて、チーム初アーチを放った村田は厳しい表情のまま前を向いた。４番・阿部が中日バッテリーの厳しい攻めに苦しむ中、原監督がキーマンに挙げた５、６番のそろい踏み。高橋由も「中途半端ではなく、しっかり振ろうと思っていた。連敗中なので何とかしたかった」と気持ちをバットに乗せた。１、２戦目は２点以下と沈黙したが、ようやく４得点。奇跡の３連勝には打線の爆発が不可欠だ。