送球体に当て生還の稲葉　ヤクルト時代の教え「やっと生きた」

＜日・ソ＞６回１死二、三塁からホフパワーの一塁ゴロの後に日本ハム・稲葉（４１）は三本間にはさまれるが小久保（９）の送球が体に当たり稲葉は生還する

パ・リーグＣＳファイナルＳ第３戦 日本ハム４―２ソフトバンク

（10月19日 札幌Ｄ）
　前日までの２戦で７打数１安打だった日本ハム・稲葉が３安打と復調した。初回２死二塁から一塁内野安打で、小谷野、ホフパワーの連続適時打につなげた。

　６回１死二、三塁では三塁走者として一ゴロで三本間に挟まれるも、一塁からの送球を体に当てて本塁へ生還。「ヤクルト時代から“簡単にアウトになるな”と言われてきた。今になってやっと生きた」と苦笑いだ。試合後は引退する小久保に花束を渡した４０歳は「僕もいずれこういう時がくる。悔いのないようにやらないといけないと思った」と話した。