阿部 古田のイチ斬り参考に…中日の1番大島止める!

[ 2012年10月17日 06:00 ]

さあCSファイナルS開幕!!打撃練習で快音を響かせる巨人・阿部

セ・リーグCSファイナルS第1戦 巨人―中日

(10月17日 東京D)
 攻守の大黒柱として、阿部は自信に満ちあふれていた。最終調整となった東京ドームでの練習。汗を滴らせたまま中日との大一番に意気込んだ。

 「(ファーストSは)どっちが来ても勝ち上がってくる。その勢いに負けないようにしたいと思っていた。アドバンテージは全く考えず、とにかく3つ勝つということを考えた方がいい」

 主将、4番、捕手。1人3役を担うが、まずは捕手として中日の勢いを止める。ターゲットはヤクルトとのファーストSで打率・692と当たった大島だ。「警戒してヤクルトも打たれている。警戒しすぎると打たれる。いいんじゃないですか、打たれても。向こうもプロだし」。阿部は煙幕を張ったが秘策はある。

 95年の日本シリーズのヤクルトが取ったオリックス・イチロー(ヤンキース)封じだ。当時、ヤクルトで現役だった橋上戦略コーチは「ヤクルトは(大島に)最後までそういう攻めをせずに終わった。95年のイチロー式?そういうふうなものになるでしょうね」と説明。ヤクルトの捕手だった古田は高めの直球を駆使し、長打はソロ1本の19打数5安打2打点、打率・263、4三振とイチロー封じに成功。これで阿部も大島封じを実践する。

 バットでもチームを引っ張る。10年7月4日の阪神戦以来、東京ドームで阿部が本塁打を放てば30連勝中。「我慢できるところは我慢して、積極的にいけるところは積極的にいく」と状況に応じたいつも通りの打撃に集中する。狙っていい場面ではフルスイング。「短期決戦なので一つのストライク、ボールが大事になってくる」と1球の重みを痛感しているだけに、4番としてのひと振りでチームを勢いづける。

 昨年はファーストSでヤクルトに敗れた短期決戦。「誰もがいいスタートを切ってやりたいと思うけど、そんなにうまくはいかない。最後に1点勝っていればいい」。両肩にかかる期待を背負い、キャプテン・阿部が決戦のグラウンドに立つ。

 ≪阿部に一発でれば30連勝≫阿部(巨)は今季東京ドームで191打数68安打(打率.356)、12本塁打、49打点。阿部が同球場で本塁打を放った試合に今季チームは1分けを挟み11連勝。10年からは30連勝と不敗神話が続く。CSファイナルSの通算成績は37打数8安打(打率.216)、2本塁打、2打点とやや低調。ただし、09年(2)戦では4回にチェン(中)、10年(3)戦では9回に岩瀬(中)からいずれもV打となる勝ち越しアーチとここぞの場面で結果を残している。

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