中畑監督“故郷のエース”獲り!「俺が後援会長に」

[ 2012年10月17日 06:00 ]

DeNAがドラフトでの指名を検討している光南・佐藤勇

 DeNAが25日のドラフトで、光南(福島)の佐藤勇投手(18)の指名を検討していることが16日、分かった。中畑清監督(58)と同じ福島県西白河郡出身の143キロ左腕で、8球団から調査書が届いている。今ドラフトで即戦力投手を中心とする指名を目指すDeNAだが、将来性豊かな高校生にも注目し、下位での指名を予定している。

 佐藤は福島県西白河郡出身。生まれは西郷村だが、高校は中畑監督が生まれ育った矢吹町にある。ポジションこそ違うが、同じ「矢吹の星」である。

 矢吹町出身で唯一のプロ野球選手となった中畑監督は佐藤と面識がない。それでも「切れのある球を投げる。好素材の左腕という話は聞いている」と中畑監督。甲子園出場こそないが今夏の福島大会準決勝で優勝した聖光学院を7回まで3安打無失点に抑えた好素材だ。矢吹町から2人目となるプロ誕生となれば「昨年の震災もあって、矢吹は今活気がない。後輩たちの励みにもなる。俺が応援団長とか後援会長になってもいいぐらい」とも漏らしている。

 先発投手の深刻な駒不足に悩まされたDeNAは、1位候補に東浜(亜大)ら即戦力投手を挙げている。さらに指揮官の母校・駒大の大型内野手で「キヨシ2世」と呼ばれる白崎、そして将来性ある高校生の佐藤ら、バランスのいい指名を目指している。

 先発候補の若手は国吉、加賀美ら右腕は台頭しているが、左腕でローテーションに食い込んだのはベテラン藤井だけ。左腕の補強は不可欠ともいえる。

 佐藤はスライダーの切れが抜群でカーブ、フォーク、チェンジアップと多彩な変化球を操り、東北No・1左腕の呼び声も高い。本人は「プロ野球に入るのは、子供の頃から目標だった」と話す。阪神、日本ハムなどもマークしている中、DeNAも指名に向けたシミュレーションを続ける。

 ◆佐藤 勇(さとう・いさむ)1994年(平6)9月18日、福島県西白河郡西郷村生まれの18歳。小田倉小5年からソフトボールを始め、西郷二中で軟式野球に転向。光南では1年夏からベンチ入り、3年夏は福島大会4強で甲子園出場はなし。目標の選手は西武・菊池雄星。家族は母、姉、兄3人。1メートル81、75キロ。血液型B。左投げ左打ち。

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