二塁塁審 誤審認める ジラルディ監督不快感「ここまで235日かけている」

[ 2012年10月15日 12:03 ]

退場を命じられるジラルディ監督

ア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 ヤンキース0―3タイガース

(10月14日 ニューヨーク)
 ヤンキースのジラルディ監督が抗議した8回の二塁ベース上のプレーについて、ジェフ・ネルソン二塁塁審は試合後、誤審を認めた。

 試合後にテレビ中継の画像を見たというネルソン塁審は「タッチが遅いように見えたが、映像を見てランナーの手がタッチの前には塁に届いていなかった。私の誤り」と話した。

 8回、2死一塁でタイガースの1番ジャクソンの右前打で一塁走者インファンテが二塁に進んだが、オーバーラン。右翼手からの返球で二塁はタッチアウトに見えたが、塁審の判定はセーフ。一塁側ベンチからジラルディ監督が飛び出し、抗議をしたが認められなかった。

 タイガースは直後に代打のガルシアが中前適時打。“疑惑”の二塁走者が生還し、ヤンキースは致命的な2点目を奪われた。

 「判定が違っていたら試合結果が変わったとは言わない」とした上で、「だが0―1の試合が0―3になるのでは大きく違う。ビデオ判定制度がほしい」とし、あの判定で本来アウトの走者がセーフとなったことで、勝利の可能性が遠のいたと指摘「ここまで(キャンプから)235日かけている」と、ただの1試合でないことを強調した。

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2012年10月15日のニュース