金本 3年前に引退決意も母が許さず「もう一度、復活する姿を見せて」

[ 2012年10月10日 07:48 ]

<神・D>引退セレモニーでナインに胴上げされる阪神・金本

セ・リーグ 阪神3-0DeNA

(10月9日 甲子園)
 阪神の金本知憲外野手(44)が9日、今季最終戦となったDeNA戦で21年間の現役生活にピリオドを打った。

 実は3年前から引退が頭をよぎった。1年前には実際、両親に打ち明けた。「もう辞めようかと」。だが母は許してくれなかった。「もう一度、復活する姿を見せてほしい」と強く背中を押された。

 その言葉で満身創痍(そうい)の体を再び奮い立たせた。今秋に引退を決断した際は真っ先に伝えた。今度はもう十分だと言ってくれた。引退会見で「これからは体のケアをして…」と母親の言葉を明かした際、そのやりとりを思い出し、涙があふれ出た。

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2012年10月10日のニュース