鉄人へ「当然」の敬意…金本 引退試合は「4番・左翼」でフル出場

[ 2012年10月7日 10:59 ]

引退試合となる9日のDeNA戦で、「4番・左翼」で先発出場する阪神・金本

 今季限りで現役を引退する阪神・金本知憲外野手(44)が引退試合となる9日のDeNA戦(甲子園)で「4番・左翼」で先発出場する。打点数は歴代7位の長嶋茂雄氏(元巨人)が持つ1522打点まで残り1打点。惜別弾にも期待がかかる一戦はフルイニング出場する予定だ。

 最後も4番で締めくくる。これまでに出場した2577試合のうち、1345試合に4番として出場。金本が先発として最も多く立った場所だ。

 チーム今季最終戦となる9日のDeNA戦。虎の功労者に対して和田監督は「4番・左翼」として引退試合に先発出場させる方針を固めた。「(打順は)皆さんが期待している通り。敬意を表して。当然です」。片岡打撃コーチも4番を認めた。

 すでに今季のチーム順位は5位確定。消化試合ながら当日の観戦チケットは完売している。「何とか一発。ホームランを打ってほしいね」 ある首脳陣はアーチに胸を膨らませていた。

 打点数は歴代7位の長嶋が持つ1522打点まで残り1打点。5日のヤクルト戦(甲子園)は2試合ぶりに先発出場し、9月1日の広島戦(甲子園)以来となるフルイニング出場。2回に通算2538安打となる中前打を放ったものの、打点を稼ぐ機会はなかった。目下9月27日のヤクルト戦(神宮)以降5試合も打点から遠ざかっている。

 それだけに慣れ親しんだ定位置で、最後のチャンスを狙う。4番での通算成績は4975打数1456安打の打率・293。275本塁打、922打点と勝負強さを物語っている。

 「忘れとった」。金本自身は個人成績に無関心だが、周囲の期待は長嶋超えに膨らむ一方だ。この日の夜には兵庫県内の飲食店で選手主催の送別会が開かれた。大ベテランと同様に今季限りで現役を引退した城島をチームメートたちが慰労。苦楽をともにしてきた戦友たちと語り合い英気を養った。

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