“チョーさん”長野173安打 “本家”長嶋さんに続く!

[ 2012年10月7日 06:00 ]

<巨・D>7回無死、巨人・長野は今季173安打目となる左中間ソロを放つ

セ・リーグ 巨人6―0DeNA

(10月6日 東京D)
 巨人・長野久義外野手(27)が6日、DeNA戦で14号ソロを含む2安打。前日に逆転された中日・大島を抜き返してリーグトップの今季173安打とし、最多安打のタイトルへ大きく前進した。日本人の右打者で同タイトル獲得となれば、巨人では1971年の長嶋茂雄以来41年ぶり。先発の沢村拓一投手(24)は5回無失点で10勝目を挙げ、新人からの2年連続2桁勝利は巨人では1967年の堀内恒夫以来45年ぶりとなった。
【試合結果】

 節目をアーチで飾るところが、絵になる男・長野らしい。7回、大原慎の137キロ直球を豪快に左中間席へ運んだ。8月14日の中日戦(ナゴヤドーム)以来となる14号ソロ。昨年は最終戦で代打逆転サヨナラ満塁弾を放ち、首位打者を決定的に。今季も173安打目の一発でリーグ単独トップに立ち、最多安打のタイトルをたぐり寄せた。

 「僕は本塁打が少ないのでどれもですが、中でも忘れられない1本になると思う」。前日に3安打の猛追を受け、1本差で逆転された中日・大島を翌日に抜き返した。4回2死一、二塁、打ち取られたはずの当たりが右翼線にポトリ。幸運な右前適時打で追い付いた。「個人の目標として周りが気にかけてくれていた。期待に応えられて良かった」。今季全日程を終了している大島に追い付き、続く打席で突き放した。

 昨年も巨人で入団2年目での首位打者獲得は59年の長嶋茂雄以来だった。入団1年目の10年宮崎春季キャンプではそのミスターから左胸をなでられ「体が強そうだな」と活躍を約束された。今季はここまで143試合出場と初の全試合出場も目前。4月下旬から1番に固定され、昨年の164本から安打数を増やした。「チームで一番安打を打つ打者を上位に置かないのはもったいない」と岡崎ヘッドコーチ。原監督には1番に置くことで、長野に状況に応じた打撃を身に付けさせる狙いもあった。その期待に応え、1番打者の勲章である最多安打は目前だ。

 7日の最終戦を残し、ライバルは3本差で追う同僚の坂本だけ。首脳陣は優勝後も、激しくタイトル争いする2人を同じ試合で休養させるなど配慮してきた。「勇人(坂本)とは一緒に獲れたらいいね、と話してきた。あす、勇人が3安打できればうれしい。僕は上積みは難しいです」と無欲に笑った長野。日本一への道のりも平成のチョーさんが切り開く。

 ▼巨人・原監督 1本目の安打が楽にしてくれたんじゃないか。2本目は本来の彼らしい打撃。キャリアの中で忘れられない1本になるのではないでしょうか。

 ≪マルチ安打はセでトップ54度目≫長野(巨)が2安打。今季の安打を173本とし、大島(中)を1本上回るセ1位に浮上した。巨人でシーズン最多安打に輝くと、09年ラミレス(現D)以来12人目(32度目)。日本人右打者では71年長嶋以来チーム41年ぶりとなるがどうか。なお、マルチ安打もセ、トップの54度目。76年張本、02年清水(ともに左)が持つ球団記録の56度には手が届かないが、右打ちは07年谷の55度が最多となっており、最終戦で並べるか注目だ。

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