花巻東・大谷にダルからサインボール レ軍と面談

[ 2012年10月3日 06:00 ]

花巻東を訪れた(左から)レンジャースのコルボーン環太平洋シニアアドバイザー、渡部・日本担当スカウト、ボイド・プロスカウト部長、1Aでプレーする尾中

 花巻東(岩手)の160キロ右腕・大谷翔平投手(3年)の獲得を目指すレンジャーズのスカウト陣が2日、同校を訪れ、約3時間30分にわたって大谷本人と面談を行った。佐々木洋監督(37)や両親も同席。レ軍は「東北のダル」と呼ばれる逸材に、ダルビッシュ有投手(26)のサインボールをプレゼントするなど熱意を伝えた。メジャーではドジャースも獲得に本腰を入れているが、「本家」の存在を切り札に猛アピールした。

 午後2時に始まった面談が終了したのは午後5時30分すぎだった。ジム・コルボーン環太平洋シニアアドバイザー、ジョシュ・ボイド・プロスカウト部長が来日。面談を終えたコルボーン氏は「とてもいい雰囲気で話せた。(メジャーを)決断した時に必要な情報を彼に渡すことができた」と満足そうな表情を見せ、大谷にダルビッシュのサインボールをプレゼントしたことを明かした。

 3年前、大谷と同じく日米争奪戦となった花巻東の先輩・菊池(西武)と面談した際にも現役メジャーリーガーのホランドを同席させたが、今回もサプライズを用意していた。サインボールだけではない。環太平洋大出身で、レ軍傘下の1Aに所属する尾中博俊外野手(24)を「交渉人」として連れてきた。2年間のマイナー生活の経験や米国での生活面などのアドバイスを送った尾中は「質問されたことはなかったですけど、英語とか彼自身が不安になっていると思うところの話をしました」と説明した。

 レ軍には今季、ダルビッシュ、上原、建山の3投手が在籍。ボイド氏は「彼らがいることは、いい環境をつくる上でもいい。チームも日本人のことを理解している」と溶け込みやすい環境面を強調。大谷の両親にもチームの魅力を訴えた。

 大谷は報道陣には対応しなかったが、進路については9月18日の会見で「(日本かメジャーか)五分五分」と話している。メジャー球団との面談が始まった1日には、メジャー行きを決断した際に本命視されるドジャースが同校を訪れ、直接話を聞いた。今後も数球団との面談が予定されており、全ての球団の話を聞いた上で、日本国内かメジャーかの結論を下す。

 ▽前回のレ軍による菊池(現西武)との面談 09年10月19日、メジャー8球団との面談の先陣を切って訪問。コルボーン環太平洋スカウト部長らとともに、現役メジャーリーガーのデレク・ホランド投手も同席した。また、大リーグ歴代最多通算5714奪三振の記録を持つノーラン・ライアン球団社長の「菊池によろしく」というメッセージを伝え、さらに同じ世界の舞台に挑んでいるプロゴルファー・石川遼がプリントされた大型パネルを持ち込む演出も行った。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2012年10月3日のニュース