松井 逆転呼ぶ15K!藤浪と直接対決に「力試したい」

[ 2012年10月3日 06:00 ]

<桐光学園・新潟明訓>8回1死一、二塁、逆転3ランを放った坂本を笑顔で迎える桐光学園・松井

ぎふ清流国体準々決勝 桐光学園4―3新潟明訓

(10月2日 長良川)
 注目の剛腕対決が実現する。「ぎふ清流国体」の準々決勝で、今夏に1試合22奪三振の甲子園記録を達成した桐光学園(神奈川)の松井裕樹投手(2年)が、新潟明訓戦の3回途中から登板。7回を投げ15奪三振の力投でチームを4強に導いた。「悪い流れを断ち切ろうと思った」と初回に先発の工藤が3点を先制される苦しい展開を制した松井は、ホッとしたような表情を見せた。

 21アウトのうち、実に15個が三振。3回無死一塁の場面で登板すると、140キロ超の直球にスライダー、ツーシームを織り交ぜ、6回途中からは5者連続三振。松井の力投が、8回の坂本の逆転3ランを呼び込んだ。

 3日の準決勝では、今夏の甲子園で史上7校目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭と対戦する。先発は25日のドラフトの目玉・藤浪が濃厚だ。「自分の力を試したい。藤浪さんの投球を見て、勉強できるところは自分に吸収したい」。桐光学園は今秋の神奈川県大会準々決勝で敗れたため、来春のセンバツ出場は絶望的。だが藤浪との投げ合いで、松井が三振をいくつ奪うか注目だ。

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2012年10月3日のニュース