山本浩二氏 WBC監督へ 近く正式に就任要請

[ 2012年10月1日 06:36 ]

08年北京五輪で日本代表の守備走塁コーチを務めた山本氏(右)

 来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの監督として、元広島監督の山本浩二氏(65=野球解説者)が最有力候補となったことが30日、分かった。

 ソフトバンクの秋山幸二監督(50)が最終的に就任要請を固辞したことを受けて、監督選考を一任されている加藤良三コミッショナー(71)は人選を再考することになり、山本氏が浮上。近日中に、正式に就任要請が行われる。

 秋山監督の就任固辞で混迷を極めていたWBCの監督問題が、新たな局面を迎えた。この日までに、元広島監督の山本氏が浮上。急転、最有力候補となった。

 背景となったのは、秋山監督が「現場は無理」と固辞した最大の理由でもある現役の球団の監督が代表監督を兼務することの難しさだった。チームの現場の最高責任者が、チームづくりの根幹となる春季キャンプ、さらに開幕に向けた戦力を最終的に見極めるオープン戦期間の2、3月に、チームを離れるリスクは計り知れない。

 加藤コミッショナーはそれを承知の上で、「(前回大会の)09年に比べても現役(監督)の重要性が認識されている局面と感じている」とし、秋山監督、巨人・原監督らを有力候補の腹案としてきた。大会3連覇が求められる今大会だけに、王貞治コミッショナー特別顧問(ソフトバンク球団会長)も「10年も現場を離れたら、(実戦)感覚が難しい」としてきた。

 しかし、最終的に候補として一本化した秋山監督が固辞したことで、球界OBも含めて幅広く再考し、球界で高い支持を受け続ける山本氏に白羽の矢を立てたものとみられる。

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