イチ M消えた…3安打も“らしくない”けん制死

[ 2012年10月1日 06:00 ]

<ブルージェイズ・ヤンキース>7回1死一塁、けん制に誘い出されて二塁でアウトになるヤンキース・イチロー

ア・リーグ ヤンキース2―3ブルージェイズ

(9月29日 トロント)
 プレーオフ争いが大詰めを迎えている大リーグは29日(日本時間30日)、ア・リーグ東地区首位のヤンキースがブルージェイズに痛恨の逆転負け。残り4試合でオリオールズに並ばれ、地区優勝マジックが消滅した。イチロー外野手(38)は3安打したが、勝利には結びつかなかった。

 痛恨の逆転負け。優勝マジックが消滅したヤンキースのジョー・ジラルディ監督は「多くのチャンスはあったが仕方がない。言い訳もない。あす勝つしかない」と怒りを押し殺しながら話した。

 敗因は9安打しながら、10残塁に終わった拙攻だ。初回に無死満塁から2つの犠飛で2点を先制。しかし、その後は2回無死二塁、3回無死満塁、5回無死一、二塁をことごとく逃した。3試合連続で2番に入ったイチローは、初回の右前打など、ヤ軍移籍後7度目の1試合3安打をマークしたが、生還したのは1度だけ。試合後はコメントせずに球場を後にした。

 ちぐはぐなリズムは走攻守全ての面に及んだ。7回に左前打で出塁したイチローがけん制に誘い出されてアウトになるなど終盤に2つの盗塁死。守備では2―1の5回2死一、三塁で、ロドリゲスが見送れば完全にファウルという三塁前のゴロを処理したが、適時内野安打に。「積極的にいった結果。仕方がない」と話したが、打撃でも10試合で打率・186、13三振とブレーキ。前を打つイチローが好調だけに、打線を寸断している。

 残り4試合で、91勝67敗はオリオールズと全く同じ。最低でもワイルドカード(WC)は確保できそうだが、今季から導入されたポストシーズンの新方式では、WCは中1日で一発勝負のWCゲームからスタートする過密日程となり、5回戦制の地区シリーズまで最長で3日間の休養がある地区優勝とは雲泥の差だ。

 最後の3試合は宿敵レッドソックス戦。最終戦にもつれ込んだ場合、先発予定は黒田で、松坂と投げ合う。「あすは絶対に勝たないといけない試合」とスウィシャー。残り4試合、負けられない戦いが続く。

 ▽今季のポストシーズン ワイルドカード(WC)が2チームに拡大され、10チームが進出する。地区シリーズ進出チームを決めるWCゲームは1試合で、同1位の本拠地で開催。地区シリーズは地区優勝の勝率1位―WCゲームの勝者、地区優勝の勝率2位―同3位で、5回戦制で行われる。WCの場合、3日(日本時間4日)の最終戦から1日挟んで、5日(同6日)にWCゲームを戦い、さらに中1日で地区シリーズに突入する。一方、地区優勝すれば最終戦から最長3日間は休養日となるため、日程的なメリットは大きい。また、公式戦を同率首位で終えた場合は4日(同5日)のワンデー・プレーオフで順位を決定する。

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