ダルの17勝目消えた…守護神・ネーサン抑え失敗

[ 2012年10月1日 05:24 ]

30日のエンゼルス戦に先発したレンジャーズのダルビッシュ

 レンジャーズのダルビッシュが30日(日本時間10月1日)、アーリントンのエンゼルスとのダブルヘッダー第1戦に先発。6回2/3を投げて117球で被安打9、7奪三振1四球3失点で、勝ち投手の権利を残して交代したが、勝敗は付かなかった。9回に守護神のネーサンが抑え失敗。4-5と逆転を許し、プレーオフ進出もお預けとなった。

 1回、変化球の制球が定まらず先頭のトラウトに四球を与え、盗塁を許しいきなり無死二塁のピンチ。続くハンターの右飛でタッチアップを狙ったトラウトをクルーズの好送球で併殺に。プホルスも遊ゴロに抑え、結果的に3人で終えた。

 2回、4番モラレスから直球で見逃し三振を奪ったが、続くカヤスポに左中間二塁打を許し再び得点圏に走者が進む。カットボールを中心にアイバーを投ゴロ、トランボを二ゴロに抑え無失点。

 その裏、レンジャーズは好送球でダルビッシュを救ったクルーズが無死一塁から左翼席に先制の2点本塁打。打撃でも援護した。

 3回はイズタリスを二ゴロ、アイアネッタには強烈な当たりを打たれたが三ゴロ。トラウトは中前打、続くハンターの右中間のヒットで2死一、三塁と再びピンチに。プホルスにも右前へ運ばれ1点奪われた。なお2死一、三塁の場面、モラレスをスライダー攻めで空振り三振に切ってとり、最少失点にとどめた。

 3回裏、レンジャーズは2死一塁からランエンドヒットが決まり深い中前打が一走のアンドラスが一気に生還。さらにベルトレの外野への飛球をエンゼルスの右翼・ハンターが見逃して二塁打に。1点追加し、点差を3点とした。

 4回、カヤスポに3ボール0ストライクとボール先行しながら、3-2と持ち直し6球目を打たせて三ゴロ。アイバーはカットボールで空振り三振。トランボを三ゴロに抑え、この日初めて三者凡退とした。

 5回、イズタリスを遊ゴロ。アイアネッタはカットボールで見逃し三振。トラウトからもスライダーで空振り三振を奪い、この回も三者凡退。勝利投手の権利を得た。

 6回、カーブをうまく打たれて先頭のハンターが中前打。プホルスも外角のカットボールを右前に弾き返し無死一、三塁とされた。モラレスの左飛の間に三走の生還を許す。カヤスポは左飛。アイバーに右前打を浴び2死一、三塁と再び得点圏に走者を背負う。トランボはワンバウンドになるスライダーで空振り三振に斬り、1失点にとどめた。

 7回、先頭のイズタリスの一ゴロは微妙なタイミングとなり、当初はセーフの判定だったものの、審判団の協議の結果アウトに。アイアネッタはスライダーで空振り三振。トラウトにバックスクリーンへ運ばれ、ハンターに右前へ落ちる二塁打を浴びた時点で降板。救援のオガンドが後続を断ち切り、ダルビッシュに勝ち投手の権利は残った。

 その後、ともに得点なく9回の攻防へ。レンジャーズは守護神ネーサンをマウンドに送った。1死一、二塁のピンチで1番のトラウトを三振に仕留めたが、ハンターには左中間への2点タイムリー二塁打を許し、逆転を許した。その裏、レンジャーズは3人で攻撃を終えた。
 
 レンジャーズがこの試合に勝てばワイルドカード以上が確定するところだったが、お預けに。ダブルヘッダーの第2試合で巻き返したいところだ。

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2012年10月1日のニュース