村田 27打席連続ノーヒット「信じてやるしかない」

[ 2012年9月30日 06:00 ]

<D・巨>8回1死一、三塁、空振り三振に倒れ、険しい表情でベンチに戻る巨人・村田

セ・リーグ 巨人3―4DeNA

(9月29日 横浜)
 うつむいたまま三塁ベンチに下がった。1点を追う8回1死一、三塁。スライダーに巨人・村田のバットが空を切り、空振り三振。今季自己ワーストを更新中の無安打は9試合、27打席に伸びた。

 「信じてやるしかないでしょうね。いつかは良くなると思うし、信じてやるしかない」。試合後は言葉を絞り出すのがやっとだった。

 3試合ぶりに先発に復帰したが、初回の2死三塁でも凡退。8回の打席ではノーステップ打法も試した。「コーチも本人もいろいろな形でやっているけどね」と原監督。試合前にはノックバットでロングティーを行うなど、試行錯誤が続く。

 チームはCSに向けて調整段階に突入し、期待の大田は2回に左中間三塁打するなど猛アピール。指揮官は「戦力としてかなりいい位置にきていると思う」と大田を評価する一方、村田については「何とか越えていかないとね。うちの枢軸の1人ですからね。しかし、やるべきことはやっている。もう、じきに(復調の時期が)来ると思います」と願うように話した。

 4月以来となる今季3度目の3連敗。その連敗よりも重い空気は、村田自身が払しょくするしかない。

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2012年9月30日のニュース