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吉川 ねじ伏せた!完封14勝目「一球一球に力込めた」

<日・西>完封で14勝目を挙げ、栗山監督(左)とハイタッチする日本ハム・吉川

パ・リーグ 日本ハム5-0西武

(9月28日 札幌D)
 ねじ伏せた。完璧に封じた。これがエース。日本ハム・吉川の投じた95球が、西武打線の戦意まで根こそぎ刈り取っていった。

 「負けられない試合だったので、一球一球に力を込めた。しっかり打者へ向かっていけた」

 攻めに攻めた。圧巻は2回だ。先頭の中村に二塁打されたが、ここからギアを一段上げた。オーティズを一邪飛、ヘルマンと米野は連続三振。走者を出して崩れる昨年までの姿はもうない。散発2安打。三塁も踏ませず9回を投げきった。「最後まで投げきるつもりだったし、中継ぎ陣を休ませられてよかった」。リーグトップタイとなる今季3度目の完封で14勝目。防御率を1・71とし、再びリーグトップに躍り出た。

 凄い球を投げながら昨年までの3年間は1軍の白星なし。原因は精神面の弱さだった。シーズン前、栗山監督には「打たれてもいい。ただ、どんなときも自分の球を投げろ」と言われた。ちょうど1週間前、21日の西武戦(西武ドーム)では初回に浅村に直球を先頭打者本塁打され、終盤に直球を信じられなくなって逆転負け。「借りを返そうと思った」というこの夜、指揮官の言葉を胸に、自分の球を投げ抜いた。

 今季途中、千葉から札幌市内に引っ越した。千葉・鎌ケ谷の2軍生活が多かった昨年までとは違う。エースの自覚だ。栗山監督は「見ての通り。俺は何もしなかった」と言った。吉川の快投は、登板過多の中継ぎ陣とともに、連日継投策に悩む指揮官の頭をも休ませていた。

 ◆吉川 光夫(よしかわ・みつお)1988年(昭63)4月6日、福岡県生まれの24歳。広陵(広島)では2年春からエースを務めたが、3年夏の広島県大会は4強止まりで甲子園出場なし。06年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入団。1年目の07年に4勝、08年は2勝を挙げながら、昨季まで3年連続の1軍未勝利。昨季はイースタン・リーグで最多勝(9勝)、最優秀防御率(1・64)を獲得。1メートル77、75キロ。左投げ左打ち。

[ 2012年9月29日 06:00 ]

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