栗山監督が泣いた!“酷使”増井の言葉に大粒の涙

[ 2012年9月28日 06:00 ]

<日・ロ>ベンチで目を潤ませる日本ハム・栗山監督

パ・リーグ 日本ハム3-1ロッテ

(9月27日 札幌D)
 ベンチの日本ハム・栗山監督は目頭を押さえた。こらえ切れない。ヒーローインタビューの増井の言葉に大粒の涙をこぼした。

 「ホールドがつくような場面で投げさせてくれた監督とコーチに感謝したい」――。今季71試合に登板している右腕の言葉が胸に響いた。増井だけではない。宮西が64試合なら守護神・武田久も54試合の登板。「本当に中継ぎ陣に無理を強いてきた。彼らには、どんな言葉でも報いられない。とにかくありがとうしかない」。そんな酷使に応えてきた中継ぎ陣が文句どころか、増井が代表となって感謝を口にした。それが指揮官にはうれしくてたまらなかった。

 この夜も6回から1イニング一殺で4人の継投。監督1年目でのCS進出に「あっ、そう」と素っ気ない栗山監督は「さあ、いよいよ大きな勝負ができる」。28日からの大一番へ目を向けた。

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2012年9月28日のニュース