「打ったらヒーロー」陽岱鋼2点V打!ハム首位堅守

[ 2012年9月26日 21:28 ]

7回2死二、三塁、日本ハム・陽岱鋼が中前に勝ち越しの2点打を放ちガッツポーズ

パ・リーグ 日本ハム5―2ロッテ

(9月26日 札幌D)
 日本ハムがラッキーセブンの集中打で首位を堅守した。2―2の同点で迎えた7回、1番・陽岱鋼が決勝2点適時打。その後3番・糸井にも適時打が飛び出し、5―2で勝利を収め70勝にリーグ1番乗り。2位の西武が楽天に敗れたため、ゲーム差は2に広がった。

 初回に幸先よく2点を先制するも、2回から6回まで相手先発・小野に抑え込まれ無安打。同点に追い付かれた6回の攻撃も三者凡退で悪い流れの中だったが、7回2死一、三塁のピンチを脱すると、その裏の攻撃で打線が火を噴いた。

 2死から8番・大野が遊内野安打で出塁し、続く金子も左フェンス直撃の二塁打で2死二、三塁。ここで打席に向かった陽岱鋼は「打ったらヒーローになれると思っていた。集中できた」と初球、真ん中から内に入るシュートを中堅にはじき返し2点適時中前打。続く西川、糸井も安打を放ち、この回5連打で3点を加え試合を決めた。

 「サンキューでぇーす!」。お立ち台に上がったお祭り男は、お決まりのフレーズで笑顔を見せた。今季ここまで137試合フルイニング出場とチームの中核選手に成長。「(使ってくれる)栗山監督に感謝しています」と述べると、ヒーローインタビューをベンチで見守った指揮官もうなずき、ニッコリ。残り7試合に向け「目の前の1試合1試合を全力でやっていきたい」と最後はビシッと言い放った。

続きを表示

この記事のフォト

2012年9月26日のニュース