必死継投実らず引き分け…栗山監督「俺が悪い」

[ 2012年9月26日 06:00 ]

<日・ロ>ベンチからジッと見つめる日本ハム・栗山監督

パ・リーグ 日本ハム3-3ロッテ

(9月25日 札幌D)
 勝ちきれない。痛恨ドロー。延長10回を終えて日本ハム・栗山監督は悔しさを押し殺した。

 「申し訳ない。負けるよりいいが、勝ち切らないといけない試合。誰のせいでもない。悪いなら俺が悪い」。先発・武田勝が粘り、打線は序盤に3点を奪った。1点リードの7回からの継投。モルケンが2死一、二塁のピンチを招くと、左の根元に「一人一殺」で投入した宮西が空振り三振に取った。だが、中継ぎ陣で最も状態のいい石井が8回、ホワイトセルに同点アーチを被弾。外角を狙った直球が内寄りへ入った逆球に、石井は「僕のコントロールミス。悔しい」とうなだれた。

 1点リードの8回にセットアッパー・増井でなく、石井を起用した栗山監督は「相手打線の流れから誰なら(打者を打ち)取りやすいかの選択」と説明した。最善策のはずが同点弾を打たれ、打線も終盤の好機に決定打を欠いた。これがV争いの重圧か。2位・西武は勝った。1ゲーム差で残り8試合。栗山監督は「ここまでやってきた集大成を出せるようにやるだけ」と前を向いた。

 ▼日本ハム・増井(今季46ホールドポイントとし、06年に武田久が樹立した球団記録を更新)チームメートや監督のおかげです。

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2012年9月26日のニュース