菊池 ルーキー釜田に“先輩”意地見せた!投げ勝ち4勝目

[ 2012年9月25日 20:59 ]

8回途中まで2失点と好投し、4勝目を挙げた西武・菊池

パ・リーグ 西武3―2楽天

(9月25日 西武D)
 ルーキーには負けられん。西武・菊池が楽天・釜田との投げ合いを制し4勝目を挙げた。7回0/3を2安打2失点。3年目左腕が、ここまで7勝の18歳右腕を相手に意地を見せた。10連戦の初戦を制した2位・西武は、逆転優勝へ弾みをつける勝利となった。

 闘志に火がついた。菊池は力のある直球を主体に攻めの投球を貫いた。5回2死まで一人の走者も許さない快投。ともに高校時代に甲子園を沸かせた“先輩”としてルーキー相手に負けるわけにはいかなかった。

 「(釜田は)7勝もしている投手。意識しないわけではない。我慢比べと思って投げた」

 打線がその気持ちに応えたのは6回。釜田からオーティズが先制2ラン、7回も1死三塁と攻め釜田をKOすると、代わったハウザーから代打カーターの右前適時打でリードを3点に広げた。

 菊池は8回無死から四球と安打で一、二塁のピンチを招き降板。救援陣が何とかこの回2失点でしのぐと、9回は守護神・涌井が3者凡退に抑え逃げ切った。

 10連戦の初戦を制した西武。菊池は「気持ちを出してチームの力になりたい」と次回登板が有力な10月1日のロッテ戦を見据えた。

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