イチロー 本塁打に“猛打賞”にサヨナラ「まあえらいゲームだったわ」

[ 2012年9月23日 09:27 ]

アスレチックス戦の14回、敵失でサヨナラのホームを踏み、満面の笑みでイバネスに迎えられるヤンキースのイチロー

ア・リーグ ヤンキース10―9アスレチックス

(9月22日 ニューヨーク)
 ヤンキースのイチローは22日、ニューヨークでのアスレチックス戦に「2番・中堅」で出場し、5打数3安打2四球1打点で5試合連続のマルチ安打となった。

 延長14回、6時間近い試合をサヨナラ勝ちで制したヤンキース。最後にホームを踏んだのはイチローだった。「まあえらいゲームだったわ。4点取られて家に帰った人はびっくりしてるでしょうね」と13回に4点差を追いついての劇的勝利に安堵の笑みを浮かべた。

 初回の9号ソロ本塁打に、2回の右前打、そして14回の8打席目にサヨナラのきっかけとなるショートへの内野安打と5試合連続マルチ安打。うち3試合は“猛打賞”だ。

 「僕個人の流れというよりも、この全体の流れをものにしないと、という気持ち」と、この5試合で打率が7割という驚異的数字よりも、チームが優勝に向かって奇跡的な勝利を挙げたことに関心があるのは、勝つことに飢えていたイチローにとって当然かもしれない。

 「これはもう僕らにとって大きなチャンスなので、がっちりとつかみたい」。2位オリオールズも勝って1ゲーム差は変わらないが、負けゲームをひっくり返してがっちり首位をキープしたことに価値を見出していた。

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2012年9月23日のニュース