野村 遠い10勝「それよりチームが勝たないと…」

[ 2012年9月16日 06:00 ]

<広・中>2回1死三塁、遊ゴロの間に先制を許し、ガックリと肩を落とす広島・野村

セ・リーグ 広島0-1中日

(9月15日 マツダ)
 またしても2桁勝利はお預けになった。6回1失点でも勝てない。2回1死三塁から内野ゴロで失った1点が、野村にも、広島にも重くのしかかった。0―1で敗れ、ナイターで勝った3位・ヤクルトとのゲーム差は2に広がった。

 「ゲームはつくれたと思いますが、まだまだです。自分のピッチングが出来ていないし、流れも悪かった」。明大の14学年先輩、川上と初の投げ合い。6回に代打を送られての交代に「もう少し長いイニングを投げたかったけど仕方ない」と話し、川上に「すごくいいピッチャーだと思います」と敬意を払った。

 これで4試合連続の10勝を目の前にしての足踏みとなったが「何も思わないです。それよりチームが勝たないと…」とCS進出が最優先。野村監督は「タイムリーじゃなく内野ゴロの1点だからね。先発の仕事は十分に果たしてくれている」とねぎらっていた。

 ≪今季28個目失策≫堂林(広)が1回に今季28個目の失策。広島では51年の山川武範と並び、三塁手のシーズンワーストタイ記録となった。なお、三塁手の失策数のプロ野球ワースト記録は50年宮崎剛(大洋)の48個。

続きを表示

2012年9月16日のニュース