松坂 6回途中降板もボビー「よく持ち直してくれた」

[ 2012年9月16日 06:00 ]

<ブルージェイズ・レッドソックス>6回途中、交代を告げられ悔しそうな表情でベンチに下がるレッドソックス・松坂

ア・リーグ レッドソックス8―5ブルージェイズ

(9月14日 トロント)
 レッドソックスの松坂が何とかローテーションに踏みとどまった。2試合連続で早いイニングでKOされていたが、ブルージェイズ戦に先発し5回1/3を3安打4失点。救援陣が追い付かれたために今季2勝目は消えたが、チームの勝利に貢献した。

 悔やまれるのが3回。「前回、前々回とは違って腕は振れていたが、うまく制御できなかった」。3四死球で1死満塁のピンチを招くと、3番ローリーとの対戦中にスプリットが抜けるなど2つの暴投で2失点。この回無安打で3点を失った。

 それでも4、5回は3者凡退に抑えるなど、収穫はあった。ボビー・バレンタイン監督とランディ・ニーマン投手コーチから助言を受け、セットポジション時に右膝を折って構えるスタイルに変更。最初から軸足に重心を乗せることで、直球は最速95マイル(約153キロ)を記録するなど球威はあった。「フォームを単純にして違和感はあったが、球は良かったのでしばらく続けたい。僕が正しい道を見つけていくきっかけになると思う」と2人に感謝。バレンタイン監督も「よく持ち直してくれた」と評価し、次回も先発機会を与える考えを示した。

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2012年9月16日のニュース