“田淵超え”で花道を…金本「何とかあと1本打ちたい」

[ 2012年9月13日 10:57 ]

 阪神の金本知憲外野手(44)が12日、兵庫県西宮市内のホテルで記者会見し、今季限りでの現役引退を発表した。1492試合連続フルイニング出場の世界記録など、数々の金字塔を打ち立ててきた「鉄人」。しかし近年は右肩痛に苦しみ、会見では「この3年間はみじめというか、プロ入りして最初の3年と最後の3年はこんな苦しい人生があるのかと」と胸中を明かした。

 金本に残された時間はあと18試合。通算本塁打数は歴代10位の474本で、阪神OBで03年優勝時のコーチでもあった田淵幸一氏(楽天ヘッドコーチ)と並んでいる。金本はシーズン前は「楽勝で抜けると思っていた」と明かし、「何とかあと1本打ちたいですね」と“田淵超え”を誓った。

 ▼楽天・田淵ヘッドコーチ(02、03年に阪神コーチ)当時は矢野(本紙評論家)と一緒にチームをまとめてくれた。若手の見本、動く教科書だったよ。こっちが一言えば十わかっていた。今度、会ったら“俺の(通算本塁打)記録を抜いたから、俺がひとつ下がったじゃないか”と言いたいね。

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2012年9月13日のニュース